トラック廃車にかかる費用の実態
「古くて動かないトラックは廃車にするしかない」と考える方が多いですが、まず廃車にいくらかかるのかを正確に把握しましょう。
廃車費用の内訳
- レッカー代(陸送費): 自走できない場合に必要。距離によるが3万〜10万円。大型トラックは10万〜20万円になることも
- 解体費用: 解体業者に支払う費用。小型トラックで1万〜3万円、大型トラックで3万〜10万円
- 永久抹消登録の手続き費用: 自分で行えば350円(検査登録印紙代)。行政書士に依頼すると1万〜2万円
- リサイクル料金: 未預託の場合は追加で1万〜2万円程度
廃車費用の合計目安
- 小型トラック(2t): 5万〜10万円
- 中型トラック(4t): 8万〜15万円
- 大型トラック(10t): 15万〜20万円
つまり、廃車にするとお金を払って車両を処分することになります。特に大型トラックは廃車費用だけで20万円近くかかることがあるのです。
買取なら費用ゼロ+現金が手に入る
一方、トラック専門の買取業者に売却する場合は状況が全く異なります。
買取のメリット
- 引き取り費用ゼロ: 専門業者は全国どこでも無料で引き取りに来てくれる
- 手続き費用ゼロ: 名義変更や抹消登録の手続きは業者が全て代行
- 現金が手に入る: 車両に応じた買取金額を受け取れる
廃車予定のトラックの買取額の目安
- 15年超の小型トラック: 5万〜30万円
- 20年超の中型トラック: 10万〜50万円
- 20年超の大型トラック: 20万〜100万円
- 不動車・事故車: 数万〜数十万円(パーツ・スクラップ価値)
廃車と買取の金額差
例えば20年落ちの4tトラックの場合:
- 廃車: −10万円(費用の持ち出し)
- 買取: +30万円(買取金額の受け取り)
差額は40万円。廃車と買取では金額面で圧倒的な差が出ます。
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それでも廃車すべきケースとは?
買取の方が有利なケースがほとんどですが、まれに廃車が最適解となるケースもあります。
ケース1: 車両が完全に大破・火災損傷している
車両火災でエンジン・シャーシ・架装の全てが使用不能な場合は、パーツとしての価値もほぼゼロになります。この場合はスクラップ処分(廃車)が合理的です。ただし、鉄スクラップとしての価値は残るため、買取業者に一度査定を依頼する価値はあります。
ケース2: 不法改造車で輸出・再販が不可能
排ガス装置の不正除去やフレーム加工など、法規制上の問題で再販・輸出ができない車両は買取の対象外になることがあります。
ケース3: 緊急で処分が必要
駐車場の契約終了や解体工事の関係で即日処分が必要な場合は、買取よりスピードを優先して廃車を選ぶこともあります。ただし、多くの買取業者は最短翌日の引き取りに対応しています。
上記のケース以外では、まず買取査定を受けてから判断することを強くおすすめします。
古いトラックに値段がつく理由は海外需要
「こんな古いトラックに値段がつくの?」と驚かれる方は多いですが、その理由は海外市場の存在にあります。
日本製トラックの海外評価
日本の中古トラックは世界100カ国以上に輸出されています。特にいすゞ・日野・三菱ふそうの3メーカーは東南アジア・アフリカで絶大な信頼を得ており、走行距離50万km超・年式20年超の車両が現地で現役稼働しています。
なぜ海外で日本の中古トラックが人気なのか
- 日本の車検制度: 2年ごとの車検で定期的にメンテナンスされているため品質が高い
- 部品供給網: 日本メーカーは世界中に部品供給ネットワークを持ち、古い車種でも修理が容易
- 耐久性: 日本メーカーのエンジン・シャーシは過酷な環境でも長寿命
- 価格: 新車の10分の1以下の価格で手に入るため、新興国の事業者にとって最良の選択肢
廃車を検討する前に、必ず海外輸出ルートを持つトラック専門の買取業者に査定を依頼しましょう。ディーラーや解体業者の「値段がつかない」という言葉を鵜呑みにすると、数十万円〜数百万円の損をする可能性があります。
