故障トラックの買取相場(2026年6月改定)
故障があるトラックも買取できます。査定の目安は正常車の当社買取基準価格(2026年6月改定)で、小型トラックの代表格であるエルフ(平ボディ)が19〜405万円、キャンター(平ボディ)が20〜350万円。ここから故障箇所の修理費用分を差し引いた金額が、実際の査定額のベースになります。
幅が大きいのは、同じ「故障」でも査定への影響がまったく違うからです。バッテリー上がりやエアコン不調のような軽微なものは減額もわずかで済む一方、エンジン本体やミッションの重故障は減額が大きくなります。さらに、同じ車種でも高年式・低走行の個体ほど基準価格は上限側に寄り、低年式・過走行なら下限側からのスタートになります。そこに故障内容の減額が重なる、というのが実際の値決めの流れです。故障トラックの査定は「基準価格」と「故障内容」の2段階で決まると考えてください。
重要なのは、重故障や不動状態でも値段がつくケースが多くあるという点です。廃車費用を払う前に、必ず一度査定を受けてください。
| 年式 | エルフ(平ボディ) | キャンター(平ボディ) |
|---|---|---|
| 2025年式 | 370〜405万円 | 260〜350万円 |
| 2024年式 | 95〜345万円 | 195〜315万円 |
| 2023年式 | 95〜345万円 | 185〜305万円 |
| 2022年式 | 90〜315万円 | 135〜305万円 |
| 2021年式 | 90〜305万円 | 80〜230万円 |
| 2020年式 | 90〜300万円 | 65〜190万円 |
| 2019年式 | 80〜240万円 | 60〜185万円 |
| 2018年式 | 80〜230万円 | 60〜180万円 |
| 2017年式 | 70〜175万円 | 55〜170万円 |
| 2016年式 | 70〜175万円 | 55〜130万円 |
| 2015年式 | 70〜165万円 | 55〜130万円 |
| 2014年式 | 55〜125万円 | 55〜130万円 |
| 2013年式 | 55〜120万円 | 55〜130万円 |
| 2012年式 | 55〜120万円 | 55〜130万円 |
※当社買取基準価格(2026年6月改定・基準データ約1730件・走行距離帯全体のレンジ)。架装・装備・状態により変動します。正確な金額は無料査定でご確認ください。
故障トラックが売れる理由|海外輸出と部品需要
「エンジンが壊れたトラックを買って、誰が使うのか」と疑問に思われるかもしれません。答えは海外市場と部品市場にあります。
海外輸出需要が下値を支える
日本のトラックは海外で「壊れても直して使える」と高く評価されています。特にアジア・アフリカ・中東では旧型ディーゼルの整備インフラが確立しており、日本では重故障とされる車両も現地では修理されて長く使われます。故障トラックの値段が国内の感覚だけでは説明できない水準になるのはこのためです。実際、当社の買取でも走行50万kmを超えた不具合ありの車両が、海外向けルートの評価で値段のついた例は珍しくありません。
流通量の多い車種は部品取り需要が強い
エルフやキャンターのように台数が出ている車種は、修復用部品の需要が常にあります。エンジン、ミッション、キャビン、架装部品まで1台から多くの部品が再利用されるため、自走できない車両でも素材としての価値が残ります。
業者は自社整備でコストを抑えられる
買取業者の多くは自社や提携先に整備工場を持っています。一般の修理費用より大幅に安く直せるため、「修理してから再販する」前提で故障車に値段をつけられるのです。
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故障箇所別の査定ポイント
査定では「どこが」「どの程度」故障しているかを箇所別に評価します。主なチェックポイントを整理します。
エンジン系
始動できるかどうかが最大の分かれ目です。かかるものの白煙や異音があるレベルと、完全に始動しないレベルでは評価が大きく変わります。DPF詰まりやアドブルー系の警告は洗浄・修理で回復できることが多く、減額は限定的になりやすい項目です。また、バッテリー上がりや燃料切れを「エンジン故障」と思い込んでいたケースも実際には少なくありません。査定前に一度確認してみてください。
駆動系(ミッション・クラッチ)
ギアが入らない、クラッチが滑るといった症状は減額対象ですが、MT車は構造が単純で修理しやすく海外でも扱いやすいため、評価が残りやすい傾向があります。
架装・油圧系
ダンプやクレーン、パワーゲートなどの架装故障は、シリンダーやホースの交換で直ることが多く、車両全体の価値を失うものではありません。動かない場合も「架装故障あり」と正直に伝えれば、その分を織り込んだ査定が出ます。
電装・快適装備
エアコン不調や灯火類の不具合は、減額としては小さい部類です。冷凍機やパワーゲートなど電装架装つきの車両は、装置の動作可否そのものが査定項目になるため、事前に動くかどうかを確認しておくとやり取りが早くなります。放置して他の故障を誘発する前に売却を検討する方が、総額では有利になりやすいポイントです。
故障トラックを高く売るコツ
1. 直さずそのまま売る
故障トラックで最も多い失敗が「修理してから売る」ことです。一般の修理費用は業者の整備コストより高いため、修理代が査定アップ分を上回るケースが目立ちます。修理するかどうか迷っている場合も、先に現状のままの査定額を確認するのが正解です。
2. 悪化する前・止まる前に売る
自走できるかどうかで評価は変わります。「まだ動くけれど調子が悪い」段階は、実は売り時です。完全に不動になる前、車検が残っているうちに売却に動くと、引き取りや再販の選択肢が広がり査定にプラスに働きます。また、業者側の在庫需要が高まる年度末や繁忙期の前は、同じ状態でも評価が伸びやすいタイミングです。複数台の入れ替えを予定している場合は、まとめて査定に出すと総額が伸びやすくなります。
3. 故障箇所を正直に伝え、書類を揃える
症状を隠すと再査定やトラブルの原因になります。いつから・どんな症状か・修理歴があるかをメモにまとめ、点検整備記録簿や取扱説明書、スペアキーを揃えておくと査定がスムーズに進み、評価も安定します。当社は査定後の減額・追加請求は一切ありません。
